3月10日(金)に第15回 fuie studio Tokyo ゲストマッチを開催しました。
第2シーズン5局目となります。
ゲストは中島美絵子三段。
中島三段は、SNSでも囲碁に関する発信を積極的に行っており、YouTubeも人気があります。
当店スタッフの牛山(アマ六段)が、プロ棋士に3子局のハンデで挑戦します。
結果は、中島三段の中押し勝ちとなりました。
黒は順調に打ち進めていましたが、黒72から78、82の構想がそれほど良くなく、局面が難しくなってしまいました。さらに、白111から白113と打たれ、左辺が超難解になりました。
その後、左辺の黒は生きることができましたが、中央の黒が逃げ切ることができず、大石がとられてしまい中島三段の中押し勝ちとなりました。
*棋譜の手順は以下をご覧ください。 (1~187手まで)
26手目 18の三
29手目 15の二
54手目 10の十三
66手目 17の十五
136手目 18の十五
本日の対局・感想戦の様子は、当店のYouTubeにてご覧いただけます。
AIによる検討
黒72から76、そして、黒78から82の構想は、それほど良くなかったようだ。
黒は右下隅を守る手を打っていれば、穏やかだった。
白93となって難解な局面となった。
黒110では、白111の位置に切っている方が良かった。
黒112と切っても白113が急所で超難解な局面になった。
黒126は緩着。3の七と打ち、白123をとるのが良かった。
白127となった局面では、白が逆転しているとのこと。
白129から139まで右下隅を厚くして白優勢。
黒は70まで順調に打ち進めていたが、黒72から78、そして、82の構想がそれほど良くなく、局面が難しくなってしまった。黒110で111と切っている方が分かり易く、白111から113となっては超難解。黒126が敗着となった。