1月14日(土)に fuie studio Tokyo ゲストマッチを開催しました。
2023年の第1局目となります。そして、本対局より第2シーズンが始まります。
ゲストは飛田早紀二段。
飛田二段は、SNSでも囲碁に関する発信を積極的に行っており、YouTubeも人気があります。
当店スタッフの牛山(アマ六段)が3子局のハンデで挑戦します。
結果は、飛田二段の11目勝ちとなりました。
序盤から黒が優勢のまま進んでいましたが、中盤以降は戦いが始まり、白が追い上げる1局となりました。
こちらの記事では当日の様子を紹介します。
*棋譜の手順は以下をご覧ください。
白1~白251手目まで
白9手目 14の十七
黒14手目 3の十七
黒96手目 13の五
黒98手目 13の四
対局・感想戦の様子は当店のYouTubeにてご覧いただけます。
棋譜・AIでの検討
~黒30手目まで
黒30のツナギは現時点ではまだ早く、白27の一路下に打ち二段バネをする・白27の一路上を切る方が勝るそう。
~黒74手目まで
ここまでは黒が優勢。
~黒82手目まで
黒82の手では、先に右下隅に一手入れるのが簡明で黒有力とのこと。
~白87手目まで
黒86の手では、白87の位置に打ち、1目を捨てるのも簡明で黒有力とのこと。
実際は、黒86と引いたことで難解な戦いになりました。
~黒106手目まで
黒106のツケる手は、白105の一路上に押す方が良いそう。
~黒130手目まで
黒130は現時点では小さいとのこと。
下辺の黒は白に切られても生きる手があるため、他にまわる方が良いそう。
黒130までで、白がやや形勢良しとのこと。
~白145手目まで
黒144は小さく、白145で白が完全に優勢となった。
序盤は黒が上手く打ち進めていましたが、白89からの動き出しで難しい戦いとなりました。また、黒が苦しい形になり、下辺の黒地も荒れてしまいました。その後は白が優勢を保ち、結果は飛田二段が11目差で勝利しました。